カメラを新しく彩りたいときや、自分だけの特別な一本を探しているとき、世界限定モデルという響きには心が躍るものですね。一方で、限定色の外観だけでなく、レンズとしての実力もしっかりと把握しておきたいという気持ちになるのは自然なことです。そんな期待に応えるTTArtisan AF 35mm f/1.8 II オレンジ レビューを通じて、手に取った際の確かな質感や、日常の景色を鮮やかに切り取る描写性能の真価を詳しくお伝えします。
機材選びで迷いが生じるのは、それだけ一枚の写真に込める想いが深い証拠です。このTTArtisan AF 35mm f/1.8 II オレンジ レビューが、新しい表現の扉を開くための穏やかな道しるべとなります。前モデルからの進化点や、実際に撮影するシーンでの使い心地を一つひとつ丁寧に紐解いていきましょう。
【この記事のポイント】
- 世界限定各1,000本となるオレンジカラーの質感と希少性
- 旧モデルから大幅に改善された最短撮影距離とコンパクトな筐体
- 瞳AFや動画撮影にも対応する静粛なオートフォーカス性能
- 標準画角を活かしたポートレートやスナップでの具体的な活用例
TTArtisan AF 35mm f/1.8 II オレンジ レビューの基本仕様と評判
基本スペック
| 項目 | 詳細内容 |
| 焦点距離 | 35mm(35mm判換算54mm相当) |
| レンズ構成 | 7群10枚(高屈折レンズ2枚、EDレンズ2枚含む) |
| 最大絞り・最小絞り | F1.8 / F16 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 |
| 最短撮影距離 | 0.4m |
| フィルター径 | 52mm |
| 最大径×長さ | 約65mm × 49mm |
| 質量 | 約173g |
このレンズは、APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラで使いやすい、大口径の標準単焦点レンズです。前モデルにあたるTTArtisan AF 35mm f/1.8から光学設計を根本的に見直しており、すぐれた描写性能を維持しながらも、より持ち運びやすいコンパクトなサイズへと進化を遂げました。
焦点距離は35mmで、フルサイズ換算では約54mm相当という、人間の視野に近い自然な画角を提供します。レンズ構成は7群10枚と贅沢な作りになっており、その中には光の屈折を制御する高屈折レンズ2枚と、色収差を抑えるEDレンズ2枚が含まれています。これにより、開放絞りから画面の隅々までクリアでヌケの良い画像を得ることが可能です。
絞り値はF1.8からF16まで調整でき、9枚の絞り羽根が作り出す円形に近いボケ味は、被写体を優しく際立たせてくれます。また、最短撮影距離が0.4mまで短縮されたことで、椅子に座ったままテーブルの上の料理を写したり、花の細部をクローズアップしたりといった、日常の何気ないシーンも印象的に切り取れます。
鏡筒は最大径65mm、長さ49mmと非常にスリムで、重量も約173gと軽量です。金属製の質感は手になじみやすく、長時間の持ち歩きでも負担を感じさせない機動力を持っています。フィルター径は汎用性の高い52mmを採用しているため、お好みの保護フィルターやNDフィルターなども手軽に装着して撮影を楽しめます。
特徴と魅力について

このレンズの最も象徴的なポイントは、何といっても世界限定各1,000本という希少なオレンジカラーのアルマイト仕上げです。従来のレンズにはない鮮やかでエネルギッシュな色彩は、カメラを手にするたびに高揚感を与え、撮影という行為そのものをより楽しい体験へと変えてくれます。鏡筒の素材には航空機グレードのアルミニウム合金が贅沢に使用されており、手に触れた瞬間に伝わる金属特有の心地よい冷たさと、確かな剛性を感じることができます。
機能面においても妥協はなく、オートフォーカス駆動にはステッピングモーター(STM)とリードスクリュー方式が採用されています。これにより、ピント合わせの際の動作音は極めて静かで、かつ迅速に被写体を捉えることが可能です。街中でのスナップ撮影はもちろん、静粛性が求められるシーンでも周囲を気にせず撮影に集中できる環境を整えてくれます。
また、最新のミラーレスカメラが備える高度な被写体認識機能との親和性が高い点も見逃せません。人物の瞳を正確に追い続ける瞳AFや、複雑な動きを見せる動物、乗り物などの認識AFにもしっかりと対応しています。静止画だけでなく動画撮影においても、スムーズでふらつきの少ないフォーカス追従を実現しているため、Vlog制作やシネマティックな映像表現を目指す場合にも、頼もしいパートナーとなってくれます。
デザインによる視覚的な満足感と、現代の撮影環境に求められる高い機能性が、この小さな鏡筒の中に凝縮されています。限定モデルならではの所有する喜びと、あらゆる被写体に対応できる実用性を高い次元で両立させている点が、このレンズの大きな魅力です。
口コミまとめ
実際に手に取った方々の間では、航空機用アルミニウムを採用した鏡筒の質感が非常に高く、単なる道具以上の所有欲を満たしてくれるという声が多く聞かれます。特に、他にはない鮮やかなオレンジカラーがカメラボディに華やかなアクセントを加え、街中での撮影がより楽しくなるという独創的な外観への評価が目立ちます。
描写性能についても満足度は高く、絞りを開放にした際の柔らかく自然なボケ味と、少し絞り込んだ時に見せる中心部の鋭い解像感のコントラストが絶妙であると支持されています。風景からポートレートまで、表現したい意図に合わせて描写の変化を楽しめる点がこのレンズの持ち味です。
また、以前のモデルで指摘されていた最短撮影距離が見直され、40cmまで近づけるようになったことも大きな変化として受け入れられています。この改良によって、カフェでの料理撮影や小物のクローズアップが格段にスムーズになり、日常の記録において活用の幅が大きく広がったと喜ばれています。
一方で、太陽光などの強い光が直接レンズに入り込むような場面では、光の輪やにじみが生じるフレアが発生しやすい傾向があります。しかし、現代のレンズにはないこの独特の光の入り方が、むしろ写真に情緒的な雰囲気や温かみを与え、オールドレンズで撮ったようなノスタルジックな表現ができるとして、ポジティブに捉えている方も少なくありません。機動力の高さと、遊び心のある描写の両面を兼ね備えている点が、多くの支持を集める理由になっています。
おすすめする人しない人
このレンズは、カメラの機材に対して優れた性能だけでなく、自分らしさを表現するファッション性や個性を大切にしたい方に最適です。特に富士フイルムやソニーのコンパクトなミラーレス一眼カメラとの相性が抜群に良く、軽快に街を歩きながらスナップ撮影を楽しむスタイルにぴったりと馴染みます。世界限定のオレンジカラーは、カメラを単なる道具としてではなく、愛着の持てる特別なパートナーとして持ち歩きたいという願いを叶えてくれます。
また、標準的な画角を活かして、家族や友人の自然な表情を記録したい方や、質感にこだわった金属鏡筒の感触を楽しみたい方にも自信を持っておすすめできます。
一方で、逆光時のフレアや周辺光量の低下を極限まで排除した、現代的で完璧すぎるほど均一な描写を最優先する方には、少し個性が強く感じられるかもしれません。また、限定カラーならではの鮮やかな色合いは周囲の目を引きやすいため、できるだけ目立たずに静かに撮影したいという環境やスタイルを好む方、あるいは非常に過酷な環境下での防塵防滴性能を第一に求める方にとっては、他の選択肢が適している場合もあります。
このレンズが持つ独特の味わいや、撮影者の気分を高めてくれるデザイン性を、表現の一部として楽しめるかどうかが選ぶ際のポイントとなります。
TTArtisan AF 35mm f/1.8 II オレンジ レビューで迫る撮影表現の可能性
ポートレート撮影での表現力

35mm判換算で約54mm相当となるこのレンズの画角は、ポートレート撮影において非常に扱いやすい標準的な距離感をもたらします。被写体となる人物に対して、近すぎず遠すぎない自然な間合いを保てるため、撮影の際に相手に圧迫感を与えることなく、リラックスした表情を引き出しやすくなります。
F1.8という明るい開放F値を活かせば、背景をふんわりとぼかして被写体をくっきりと際立たせる、立体感豊かな描写が可能です。街中や公園など、背景が整理しにくい場所であっても、余計な情報をボケの中に溶け込ませることで、主役の存在感をより一層強調することができます。
また、9枚の絞り羽根を採用している点も、ポートレートの質を左右する重要なポイントです。絞り込んでも形が崩れにくく、円形に近い美しいボケを維持できるため、夜景の光を捉えた「玉ボケ」や、木々の間から差し込む光の表現を柔らかく、幻想的に彩ります。最新のカメラが備える瞳AF機能との組み合わせにより、ピント合わせをレンズに任せて、構図やモデルとのコミュニケーションに集中できるのも、このレンズがポートレートに選ばれる理由の一つです。
スナップ撮影における機動力
わずか約173gという驚くほどの軽さを実現したこのレンズは、一日中カメラを肩にかけて歩き回るようなスナップ撮影において、その真価を発揮します。レンズ自体のサイズも非常にコンパクトに設計されているため、小型のミラーレスカメラと組み合わせてもバランスが良く、バッグへの収まりもスムーズです。
操作感においても、スナップ撮影に求められる心地よさが追求されています。金属で作られたフォーカスリングには適度な重み(トルク感)があり、指先に伝わる感触が非常に上質です。オートフォーカスによる撮影はもちろんのこと、こだわりたい場面でマニュアル操作に切り替えて微調整を行う際にも、滑らかで直感的なピント合わせが可能です。
さらに、駆動音を抑えたステッピングモーター(STM)の恩恵により、静かな住宅街や静寂な空間での撮影でも動作音が周囲に響く心配がありません。目の前を通り過ぎる光景や咄嗟のシャッターチャンスに対しても、静かに、そして軽快に被写体を捉えてくれます。足取りを重くすることなく、出会った景色を次々と切り取っていける高い機動力こそ、このレンズがスナップ愛好家に支持される理由です。
進化した近接撮影能力
最短撮影距離が0.4mへと短縮されたことは、日々の撮影における表現の自由度を大きく広げる重要な進化です。旧モデルではあと一歩近づけなかったもどかしさが解消され、被写体へぐっと歩み寄った迫力のある構図を容易に作れるようになりました。
例えば、カフェやレストランで椅子に座ったまま、テーブルに並んだ料理を撮影したい場面でも、身を引くことなく自然な姿勢でピントを合わせることができます。また、道端に咲く花や木の葉の質感、お気に入りの小物のディテールをクローズアップしたい際にも、ストレスを感じることなくスムーズな撮影が可能です。
標準画角ならではの自然な遠近感(パースペクティブ)を保ちつつ、被写体を大きくダイナミックに写し出すことで、肉眼で見るのとは一味違った印象的な一枚を生み出すことができます。この近接撮影能力の向上により、スナップやポートレートだけでなく、室内での何気ない日常の記録まで、あらゆるシーンでこのレンズの活躍の場が広がっています。
動画撮影でのAF性能

静止画だけでなく、動画撮影においても非常に優れた適性を持っています。特に、撮影時にマイクが拾ってしまう動作音の問題を解消する駆動音の静かさは、このレンズの大きな利点です。ステッピングモーター(STM)に加えて、精密な制御を可能にするリードスクリュータイプの駆動方式を採用しているため、ピントが合うまでの動きが非常に滑らかで、動画に不自然な印象を与えません。
オートフォーカス作動時、ピントが前後に細かく動いてしまう「ハンチング」と呼ばれる現象も高度に抑えられており、被写体が動いても迷いなくピントを追い続ける安定感があります。これにより、歩きながらの自撮りや、背景から人物へピントを移すようなフォーカス送りも、映画のワンシーンのようにスムーズに表現することが可能です。
さらに、レンズ自体が非常に軽量であるため、ジンバルに装着して運用する場合でも、モーターへの負荷が少なく、バランス調整も極めて容易に行えます。長時間の動画撮影においても、システム全体を軽く保てるため、撮影者の疲労軽減に大きく貢献します。高品位な映像を、より軽快に、そして静かに記録したいクリエイターにとっても、頼もしい選択肢となっています。
よくある質問とその答え
Q:オレンジカラー以外の色はありますか? A:このレンズには通常モデルとしてブラックが用意されています。今回ご紹介している鮮やかなオレンジカラーは、ソニーEマウント用と富士フイルムXマウント用で、世界限定各1,000本のみ生産される非常に希少な特別仕様モデルとなっています。
Q:レンズのファームウェアをアップデートする方法を教えてください。 A:このレンズには独自のアップデート機構が備わっています。付属しているレンズリアキャップにUSB Type-Cポートが搭載されており、これをPCに接続することで、メーカーの公式サイトから配布される最新のファームウェアを適用できます。これにより、将来的に登場する新しいカメラボディへの対応や、AFアルゴリズムの改善などをユーザー自身で手軽に行うことが可能です。
Q:フィルターの装着は可能ですか? A:はい、可能です。52mm径のフィルターネジが切られているため、市販されている保護フィルターやNDフィルター、偏光フィルターなどを装着して、多彩な表現を楽しむことができます。
Q:フルサイズのカメラでも使用できますか? A:このレンズはAPS-Cセンサー専用に設計されています。フルサイズのカメラに装着した場合、画面の周囲が暗くなるケラレが発生するため、カメラ側の設定でAPS-Cクロップモードを選択して使用することをおすすめします。
Q:動画撮影中にフォーカス駆動音は入りますか? A:静粛性に優れたステッピングモーターを採用しているため、駆動音は極めて小さく抑えられています。静かな部屋での撮影であっても、レンズの動作音がマイクに大きく入り込む心配はほとんどありません。
Q:保証期間や国内でのサポート体制はどうなっていますか? A:日本国内では「焦点工房」が正規代理店として取り扱いを行っています。正規販売店で購入された製品であれば、国内でのサポートやメーカー保証を受けられるため、安心して使い続けることができます。
総合評価
| 評価項目 | 評価 |
| デザイン・質感 | ★★★★★ |
| 解像力 | ★★★★☆ |
| オートフォーカス | ★★★★☆ |
| 携帯性 | ★★★★★ |
| 近接撮影能力 | ★★★★☆ |
このレンズは、単なる撮影道具という枠を超え、手にすること、そして持ち歩くことそのものに喜びを感じさせてくれる稀有な存在です。世界を鮮やかに彩る限定色のオレンジが放つ圧倒的な存在感は、マンネリを感じがちな日常の景色を全く新しいものへと変えてくれる力を持っています。
前モデルから着実な進化を遂げた光学性能と、さらに磨きがかかった機動力は、あらゆるシャッターチャンスにおいて撮影者の感性に寄り添い、確かな描写で応えてくれます。世界で各マウント1,000本しか存在しないという特別感は、時が経つほどにその価値を増していくことでしょう。完売して後悔する前に、あなたのカメラライフに刺激と彩りを添えてくれるこの特別な一本を、ぜひその手に収めてください。
TTArtisan AF 35mm f/1.8 II オレンジ レビューで押さえるべき重要ポイント
- 世界限定各1,000本のみ生産される希少価値の高い特別カラーモデル
- 航空機グレードのアルミニウム合金を採用した高級感のある金属鏡筒
- 35mm判換算で54mm相当の画角を持つ標準単焦点レンズ
- 前モデルから約1cm短縮されパンケーキレンズに近いサイズ感へ進化
- 約173gの超軽量設計により一日中持ち歩いても負担が少ない
- 最短撮影距離が0.4mに改善されテーブルフォトでの利便性が向上
- 7群10枚のレンズ構成に高屈折レンズとEDレンズを各2枚採用
- 開放F1.8の明るさにより被写体を際立たせる大きなボケ味を実現
- 9枚の絞り羽根が夜景撮影において美しい円形ボケを創出
- ステッピングモーターとリードスクリュー方式による静粛なAF駆動
- 最新カメラの瞳AFや動物認識AFに完全対応し快適な合焦が可能
- 動画撮影時もピント合わせが滑らかで駆動音がマイクに入りにくい
- リアキャップにUSBポートを搭載し自宅でファームウェア更新が可能
- 個性的な外観と実用的な光学性能を高い次元で両立させた設計
- 常用レンズとしてあらゆるシーンで活躍する万能な使い勝手

